「東京の日本語教育を考えるつどい 2024」が5月19日に開催されました
東京における日本語教育を今後どのように進めていったら良いか、日本語教育の抱える課題は何かなど、参加者とともに考え、日本語教育の一層の普及・啓発を図るため、年に1回『東京の日本語教育を考えるつどい』を開催しています。
今年の『東京の日本語教育のつどい』が下記の通り、千代田区飯田橋の東京しごとセンターで開催されました。今年は、コロナ後の外国につながる子どもの激増に直面した各学校の現場やNPO等からの報告がありました。
・開催日時 5月19日(日) 午後1時から4時30分
・場 所 千代田区飯田橋「東京しごとセンター」
(千代田区飯田橋3-10-3、JR飯田橋駅東口7分・水道橋駅7分)
・テ ー マ 「コロナ後の外国につながる子どもの激増に直面してー学びの場の確保を考えるー」
報 告1:小学校日本語学級の現場から
M村久美さん(元江戸川区立清新ふたば小学校日本語学級教員)
青山弘子さん(江戸川区立小岩小学校日本語学級教員)
報 告2:中学校日本語学級の現場から
田中阿貴さん(港区立六本木中学校日本語学級教員)
高橋仁子さん(北区立赤羽岩淵中学校日本語学級教員)
報 告3:NPOの現場から
枦木典子さん(認定NPO法人多文化共生センター東京 代表)
報 告4:都立高校の現場から
小川郁子さん(元都立高校講師)
都知事・都教委・都議会要望
東京都は、都内の小中学校における日本語教育のあり方を決める役割を負っています。また都としての外国籍児童生徒に対する専門部署の設置や小中学校の教員の配置など、各区市への支援を、より一層強化することのできる役割も担っています。
そのため、考える会としても、都知事や都教育委員会への要望書の提出や、具体的な協力支援を行っています。
また、外国につながる子どもたちへの日本語教育の充実のためには、都議会のすべての会派の協力が欠かせないものとの認識から、都議会への働きかけも重視しています。
要請行動は、次年度の予算が審議される前に、都議会すべての会派に向けて、小中学校における日本語教育の充実や、都立高校入試制度の改善改善等について要望するものです。これからも、しっかりとした協力関係を保ちつつ、積極的な働きかけを続けます。
≪新着≫都立高校在京外国人の入試に関する要望書。PDFファイルはこちら
都議会全6会派への公開質問状に対する回答。PDFファイルはこちら
調査活動
外国につながる子どもの数は多くなってきたとはいえ、まだまだ少数です。したがって、その実態やニーズを把握する体制はできていません。そのため私たち日本語教育にかかわる様々な団体が主体となって、学習や進路の調査を行ってきています。